事業内容

1.汚泥のリサイクル処理業

建設現場などで発生する建設汚泥(無機性汚泥)は「産業廃棄物」として適正に処理する必要があります。
仙台オデッサ株式会社では独自技術である「オデッサシステム」を活用し、汚泥を短時間で造粒固化処理し、土木資材に再資源化します。

オデッサシステムはオデッサ・テクノス株式会社が研究・開発し、平成16年に商標登録された、脱水・乾燥・焼却処理のいらない独自システムです。

仙台オデッサでの汚泥リサイクル処理の流れ

■「オデッサシステム」は、安全と安心を提供し、循環型社会形成に貢献しています。

オデッサシステムの特徴

1無機性汚泥を、ごく短時間に造粒固化
2脱水、乾燥、焼却処理が不要
3排水、排ガス、汚水、悪臭の発生が無い
4品質と安全性を満足する改良(造粒固化処理)
5降雨などにより「再泥化」しない
6全量リサイクルで、産廃税が課税されない
7改良土は、土木資材として100%リサイクル(盛土、裏込め、埋め戻し、路床などに利用)

夜間の受入も可能ですので、気軽にご相談ください。

2.改良土の製造販売

建設工事などによって発生する無機性汚泥に特殊固化材を添加し、 独自工法のオデッサシステムにて粒状で安定化(造粒固化)した建設資材です。

用途

道路拡張工事、造成工事、公共下水道築造工事、護岸堤防工事等の盛土材、埋戻し材、路床材、築堤材などの土構造物構築など

特徴

材齢24時間でコーン指数が800kN/㎡以上となる、十分なコーン指数(トラフィカビリティー)の確保が可能な、良質な土木資材です。

様々な粒の大きさにできる改良土
震災復旧工事で海岸堤防の築堤材に使用された改良土
建物を建てる基礎部分の盛土として使用される改良土

※東日本大震災時、当社改良土ストックヤードも津波を受けたが、改良土を盛っていた部分の崩壊はなく、
ヤードからの流出はしなかった。また再泥化もしなかった。

改良土を保管していたヤードは、東日本大震災の際に津波を受けたが、改良土が流出することもなく、災害に強い資材であることを再確認した。

2011年4月13日撮影

3.流動化処理土の製造販売

当社で製造した改良土と水に固化材を加えて混練することにより、高い流動性(より液体に近い)を持たせた土粒子配合の建設汚泥のリサイクル商品。
締固めが難しい狭い場所や空間などに流し込み施工で隙間を充填し、固化後に発揮される強度と密度管理により品質を確保する土木材料。

一軸圧縮強度は200~2,000KN/㎡
添加する固化材の量によって強度の増減や強度発現に至るまでの時間(日数)を容易に管理ができるため、現場のニーズやご使用の目的に合わせて多様な流動化処理土を製造できます。

工場から2時間以内で運搬できる場所であれば、ご提供可能。(県外も含む)
※主な提供エリア  仙台市、石巻市、塩釜市、気仙沼市、白石市、名取市、角田市、多賀城市、登米市、栗原市、東松島市、富谷市、他県内全域

用途

流動化処理土が活用されている工事はたくさんあります。

その他にも、以下の用途があります。
・道路復旧外工事の裏込め ・排水施設新設工事の埋め戻し
・トンネル工事の埋め戻し ・水中盛土 等

特徴

流動化処理土は建築物の支持地盤としても活用できます。
締め固めが難しい現場において、より力を発揮する流動化処理土。
流動化処理土は流し込み施工で空間の充填ができます。
  • アジテーター車やバキューム車により現場へ搬出
  • 締固めが不要
  • 再掘削が可能な強度にも調整可能
  • 浸食が起こりにくく、地盤の空洞化防止
    ※山砂では地下漏水による浸食や、それによって地中に空洞ができることがある。 固化後の強度と高い密度により液状化を防げる。