流動化処理土は、改良土と水に固化材を加えて混練することにより、高い流動性を持たせた土粒子配合の安定処理土です。
建設工事による締固めが難しい狭い場所や空間などに流し込み施工で隙間を充填し、固化後に発揮される強度と密度管理 により品質を確保する土工材料です。
ポンプ圧送または自然流下打設に適した流動性を有し固化材の反応により一軸圧縮強度(200~2,000KN/m2)程度の強度を発現します。
仙台オデッサが提供する流動化処理土の特徴
弊社が製造・販売している流動化処理土は、自社で無機性汚泥から製造した改良土を使用するリサイクル型埋め戻し材です。
- ご使用の目的に合わせて、強度や強度発現までの時間を調整し、安定した品質の流動化処理土を製造し提供する事が可能
- 汚泥から製造される改良土を使用したリサイクル型埋め戻し材のため、環境保全に貢献
- 固化材の反応により一軸圧縮強度(200~2,000KN/m2)程度の強度を発現
施工性に優れ、多様なケースに対応ができる流動化処理土
流動性と自硬性を有していて締固めを必要としないことから、
狭い空間や締固めの困難な箇所などの埋戻し・裏込め・充填などに活用されています。
施工する現場や仕様に合わせ、埋戻し・裏込め・充填材として求められる品質に調合する配合設計も可能です。
液状化対策にも活用される流動化処理土
液状化現象はなぜ起こるのか?
液状化現象は、強い地震や揺れで地盤が液体のようになり、
地面が割れ、建物などが傾いたりする現象のことをいいますが、
埋め立て地のように砂質で水分を多く含む土地で発生しやすい傾向にあります。
そうした地盤では砂の粒同士が緩く結合し、すき間に水が入った状態になっているため、
地震の激しい揺れが長く続くと砂がバラバラになって下に沈み、
それに押される形で水が地表に上がってくるため、液状化現象が発生します。
流動化処理土は、強度と高い密度により液状化を防げるうえに、再掘削が可能な強度に設定ができます。また、国土交通省水管理・国土保全局下水道部が実施した「下水道の社会実験」においては、施工断面の見直しによるコスト縮減と仮復旧の省略によるコスト縮減効果が期待されています。